「あなたは何業、何屋さんでしょうか?」

この質問は、僕が経営者に実際に問いかけるいくつかの重要な質問の中の1つなのですが、ぜひ実際に考えてみてください。

私は・僕は・・・

税理士です。
会計士です。
講師です。
ホームページ制作屋です。
トレーナーです。
デザイナーです。
マーケッターです。
引越し屋です。
部品制作業です。
コンサルタントです。

おそらくこういう回答の場合、それを聞いたお客様の頭の中は、

「たくさ〜んの、◯◯業の中の一人のあなた」

というポジションになるでしょう。

つまり、競合多数の中のお一人。

そうなると、その先頭に位置するのは結構大変だと思います。

しかも、頑張って先頭に立っても、比較された上での得られるお金は。。。?

比較されているわけですから、それほど高くはないだろうなと想像がつきますよね。

でももしあなたの◯◯業、◯◯屋が他とは違うポジションで再定義できたら?

お客さまの◯◯業の先頭にあなたが位置する、もしくは、唯一の人になる可能性があります。

価値を再定義する

これは実際の話ですが、加圧トレーニングのパーソナルトレーナーをしている方はそのまま

「加圧トレーニングのパーソナルトレーナー屋さん」

でした。

この方は時給が5,000円くらいだったようです。

でも、それから

「体のデザイン業」

という風に変えたら、3ヶ月で50万円のフィを取れるようになったそうです。

体のデザイン業ですから、加圧トレーニングだけではなく、食事や睡眠、ライフスタイル全般のトレーナーとなるわけですね。

「パーソナルトレーナー」で検索するとたくさん出てきますが「体のデザイン業」で検索しても見つかりません。

これは自分の商品・サービスで得られるお客様の成功像(カスタマーサクセス)をどこに設定するか?で変わってきます。

そこには、「体のデザインを整えることが必要な人は誰か?」という質問が紐付いてきますが、「それが必要な人=あなたのお客様」にとって、身近な体のデザイン業の人はあなたしかいなくなるわけです。

つまり、比較されない、乗り換えがない。

マーケティングをする際には、色々なテクニックはもちろん必要になるわけですが、戦略を支えるコンセプト、ポジショニングの方が実は大事だったりします。

もう一度質問します。

あなたは何業、何屋さんでしょうか?