現、NPO法人海洋温度差発電推進機構の理事長上原春男さんの著書「成長の原理」には

「(会社は)エネルギーは使わないと入ってこないので成長しない」

という趣旨の事が書かれています。

もちろん会社だけでなく個人も同じ。

スモールビジネス経営においても全く同じだと思います。

有能な人ほど仕事をたくさんこなしているし、アグレッシブな社長ほど活き活きとして行動し続けている。

そして稼いでいると思いませんか?

・力を温存しよう、とか

・まだ時期じゃないので待つ、とか

・儲かったらお金を使おう、とか

ではなく、

・力を使えばさらに力を得る
・動けば、今がその時期になる
・金を使えば、入る。

そして、そのサイクルが動き出します。

まず使うから入ってくる

確かに、サポートしているスモールビジネス経営者の皆さんは、

「まず動く」

「まず使う」

「まず払う」

から発想が始まり、時間を置いてリターンを得て、そのサイクルが一度回りだすとグイグイとスピードが加速していくのを僕は目の当たりにしています。

意思決定の速さ、行動の速さに僕が慌てることもあります(笑)

でもそれは確実にどこかからか本人に返ってくる。

動いてからリターンまでの時間は個人差がありますが、でも「あ、これは来るな」という感覚がわかります。

一方、「あ、当分来ないな」というのもわかります。

それはやはり

「色々と言うけど、結局やらない動かない」

つまり、エネルギーを使わない、温存するタイプです。

仕組み経営や外注化に興味がある方に「別に成長したくないし、今のままでいたい」という方がいるのかどうかはわかりませんが、でも

・力を温存しよう

・まだ時期じゃないので待とう

・儲かったらお金を使おう

という発想を持っている方はいるかもしれませんね。

もちろん決してこの発想が悪いのではないです。

ただ、「成長したい」と思っているとしたら、その発想だと「整合性がない」と思います。

すべてはエネルギー

成長したいという想い、でもどう行動したらいいかわからない。

そういうジレンマを持っている経営者は、成長のエネルギーを入れるためにどんどんアウトプットのエネルギーを使って行動してみてはいかがでしょうか?

お金も愛情も行動も、すべてはエネルギー。

出入り口という言葉はありますが、入り出口という言葉がないように、エネルギーは「先に出す」。

そうすると、「あれ?出したから入ってきた?」という勘違い(笑)が起きて、そのうち、それが当たり前になっていくと思います。