あなたは経営者として
日々業務で忙しい毎日を送っていると思います。
もしかしたら、やらなくてもいいことをやらずに
自分の重要な価値ある仕事に集中したいと
思っているかもしれません。
そして、それがなかなかできない現実に
悩まれているかもしれません。
もしそんな状況でしたら
今日は、重要な仕事に集中するために
何を手放すべきか?
そして、どう手放すか?について
お話をしたいと思います。
選ぶのではなく、除外する
ミケランジェロの名言にこんな言葉があります。
「余分の大理石がそぎ落とされるにつれて、彫像は成長する。」
「美は、余分なものの浄化である。」
「私は大理石の中に天使を見た。そして天使を自由にするために彫ったのだ。」
つまり、本質は、何かを付け加えることではなく
何かをそぎ落とし、手放すことで
浮き彫りになってくるというわけです。
僕ら経営者の「仕事」も同じだと思います。
行動を除外していくことで
本当に意味のある重要な行動が見えてくる。
減らすことで、価値が増えるのです。
その増える価値とはなにかというと、
「エグゼタイム(=経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)」
ですね。
最初からエグゼタイムを見つけようとすると
どれもこれも大事に思えてしまうのですが
そうではないものを除外して、
さらに除外し続けることで
「本質=エグゼタイム」
が見えてくると思います。
エグゼタイム発見ブレスト
本質=エグゼタイムを見つけるために
30分でも時間を取って、
簡易的なエグゼタイム発見ブレストを
してみることをオススメします。
今、あなたの頭の中にある
・やっている仕事/作業
・やらなければならない仕事/作業
・やろうと思っている仕事/作業
・気になっている仕事/作業
すべて、これ以上思い出せない!
という状況になるまでアウトプットしてみてください。
全部書き出したら、
「自分のエグゼタイムではないと思う仕事/作業」
を除外してみましょう。
エグゼタイムを見つける、のではなくエグゼタイム以外を除外するのです。
最初は厳密でなくても構いません。
主観的で大丈夫です。
除外してみると、自分が今思っている
エグゼタイム候補の仕事が残ります。
必ずしも、完全に「エグゼタイムはこれだ!」
とは見つからないかもしれませんが
エグゼタイムの傾向がなんとなくわかって
とってもスッキリすると思います。
精神的にも落ち着きますよ。
「外注化」=「外部のSOHOさんへ依頼」ではない
そして、除外したものの中で、
比較的簡単に手放すことができるものを
実際に「外注化」してみましょう。
僕が言う外注化は、必ずしも、
外部のSOHOさんなどに委託するという意味だけではなく、
「自分がやらないようにする」という意味です。
社内のスタッフ、外部のスタッフに関わらず、
エグゼタイム以外は自分がやらないような環境を作る
ということを「外注化」と表現しています。
可能ならば作業頻度の高いものを外注化できると、
時間の空くインパクトは大きくなりますね。
そんなことを少しづつ繰り返して、
気がつくと余分が除外され
エグゼタイムに集中している自分がいます。
そして、ミケランジェロの言葉を真似すると
「余分の仕事がそぎ落とされるにつれて、ビジネスは成長する。」
という状態になっていることを
実感してみてください。