前回は、企業成長の3ステップ(ステップ1:全部食え)をお伝えしました。
https://exesupport.com/2022/08/08/3step_1/

今回は、企業成長の3ステップ

ステップ1:ダボハゼ期
ステップ2:フォーカス期
ステップ3:レバレッジ期

のステップ2となります。

ステップ2:フォーカス期

ステップ1のダボハゼ期で好き嫌いを極力排除して、とにかく目の前のお客様に全力で対応してきました。

その結果、顧客数も増え、売上も増えていきますが、逆に対応する商品・サービスのラインナップも増え、やや混乱してきます。

一人あたりの粗利で考えると年間1,000万円を超えたぐらいでしょうか。

一人あたり年間粗利1,000万から2,000万に行くくらいの状態をステップ1のダボハゼのまま経営したらトラブル頻発・混乱・疲弊になりますので、そこからは「絞る」フェーズに移行します。

何を絞るのか?

絞るのは

・強みに絞る
・軸に絞る
・顧客を絞る
・商品、サービスを絞る
・お金を生む仕事に絞る

です。

自社の強み・軸が活きる、他社には真似できないサービスを一番喜んでくれるお客さんに提供することを目指します。もちろん一気にではなく、期間をかけて徐々に絞っていきます。

イメージとしては

80:20の「強みの20」をいきなり選択するのではなく、20:60:20に分解して「手放せる20」を手放していくイメージです。

20:60:20の20を手放したら
60:20が残りますが、またその中で
20:60:20が生まれますので
再度「手放せる20」を手放していく、、、

ということを繰り返していくイメージです。

フォーカス期の注意点

ただし、絞ると言っても、絞ることは怖い面もあります。

ですので本当に絞る、手放す前に

「いったん横に置いてみる」

と、ワンクッション入れるといいでしょう。

具体的には

・お客さんに伝えるメッセージを絞ってみる

ということです。

LPがあるならば、絞ったLPを作ってみる。
チラシも、絞ったメッセージにしてみる。

などですね。

その結果、絞りに成功したなと思ったら、横においたものをそのままフェードアウトさせればいいのです。

あと、このフォーカス期には他社が真似できない強みに絞りますので、提供する付加価値が上がっていきます。

ですので

値上げをしてみる

というテストもオススメです。

自社の強み、軸を見つける

また自社の強み、軸はいったい何なのか?

他社との圧倒的なビジネス上の違いはなんなのか?

を改めて言語化するのも、このステップでは必要です。

・経営者の価値観

・会社のビジョン

・提供する価値

などを言語化して、他社との圧倒的な違いをはっきりさせておく必要があります。

フォーカス期を過ぎた後

さて、フォーカス期を過ごして、自社の強みに絞ったビジネス体制ができてきました。

そしていよいよ

ステップ3:レバレッジ期

となります。

レバレッジとはテコの原理です。
小さな力で大きな物を動かす、拡大することですね。

つまり、レバレッジとは会社の成長にテコをかけることです。

次回引き続きご説明します。