ネットや雑誌を見ると、著名な経営者が多数出ていて、優秀な経営者ならではの成功談や含蓄ある言葉が並んでいます。

その中でもよく見るのが「決断力」

どんな決断をしたか?それはどうしてか?

というもの。

いつもスゴイなーと思って読んでますけど、読んだからと言って自分がそんなすごい「決断力」を持って物事を決められるようにはならないですよね。

すごい決断力を持って大きな決断ができない。

だったら、小さな決断を繰り返していく・・・という決断の細分化でいくしかないわけですが、でも、その小さな決断にすら迷うことがあります。

小さな決断すらできずに、止まっている状態ですね。

なぜ決断できないのか?

決断ができないのはなぜか?

それは、判断ができないからです。

目の前の物事の善し悪しが判断できないから、決断ができないんですよね。

そして、なぜ判断ができないのかというと、その良し悪しを判断するだけの材料、つまり情報がないからです。

「なるほど。じゃあ、とにかく情報を集めて、判断できれば、決断ができるというわけですね?」

となるかと言うと、残念ながらそれでも

「自分にとっての最適な判断、決断」

ができないのです。

情報の種類

実は情報には2つあります。

1つは外部情報
もう1つは内部情報

外部情報は、自分以外の外にある情報です。
テレビ、雑誌、インターネット、日常にあふれる現象

内部情報は、文字通り自分の中の情報です。
価値観や快、軸、感性、感情。

決断に、より重要なのは「内部情報」なのです。

すごい決断力を発揮する優秀な経営者は内部情報、つまり価値観や自分の軸がはっきりしているんですね。

どこを見ている?

でも、そうではない多くの人が外部情報ばかりを見ています。

ネットや本や人からの情報の中に、正解があると思っています。

中には、自分の価値観や快を外部情報の中で探している人もいます。

そうなると、自分の大切なものがわからなくなります。

でも自分の内部情報に価値観や快を探してもわからないことがほとんどですよね。

探しても探しても見つからない。

ではどうすればいいか?

外部情報と照らしあわせて自分の内部情報の価値観や感性を探すんです。

このマッチングが出来て、それに慣れてくると、どんどん自分の価値観や快の傾向に気づけるようになります。

僕はそれを「付箋」を使ってやっています。

実行し感情にアクセスする

自分がやるべきタスクを付箋に書き出し、実行する。

そして実行が終わった後に、その付箋のタスクは自分にとって快だったのか、不快だったのかそれともなんの感情もわかないのか?

付箋で、自分の感情や価値観(つまり内部情報)にアクセスしています。

それを繰り返していくと、自分の価値観や求めているものが薄っすらわかってきます。

そして、その方向性にあった目標を導き出し、さらに付箋で価値観と行動を管理しています。

タスク管理ツールはたくさんあると思いますが、アナログな付箋は、自分の内部情報にアクセスするツールとして最強だと思いますよ。